１２．遂に結審。第５回弁論期日（平成２７年４月２５日）
期日前の打ち合わせ
太郎さん、弁護士の小池です。先日お送りした準備書面はご確認いただけましたか？
はい、確認しました。この内容でオッケーです。あと、一つ質問なんですが、確か、今回の準備書面が最後だということですけど、タイトルは最終準備書面と書かなくていいんでしょうか？
最終準備書面という記載でも問題ありませんよ。ただ、最終準備書面というタイトルだと、提出後にもし追加の書面提出の必要が生じた場合に困るので敢えて「最終」とは書いてないんです。
そうなんですか。「最終準備書面」とした場合は、それ以降準備書面は出せないんですか。
そんなことはありません。出すことは可能です。ただ、最終って書いてあったのに次があるんだ・・という素朴な疑問を持たれてしまうので「最終」というタイトルを使わないだけです。万が一、最終準備書面とのタイトルで準備書面を出した後に追加書面を出す場合は、「最終準備書面その２」と記載してだすことになると思いますよ。
へぇ～そうなんですか。いずれにしても準備書面の提出お願いします。
はい。承りました。
それでは開廷します。前回の証人尋問の結果を踏まえた準備書面をご提出いただくということですね。
原告、平成２７年７月１日付準備書面陳述ということでよろしいですね。
はい。陳述します。
被告も同日付準備書面陳述ということでよろしいですか。
はい。結構です。
それでは、結審します。判決言渡し期日は平成２７年６月３０日１３時１０分に指定します。
ポイント
訴訟手続が結審する場合、その期日で新たな主張立証は、原則、予定されていません。そのため、１分もかからず期日が終了します。
この記事を書いた人 弁護士小池智康
弁護士法人 Bolero 代表弁護士：平成１９年弁護士登録
2012 年６月１日、南越谷法律事務所を設立し、2018 年９月３日に同事務所を現在の弁護士法人 Bolero に移行しました。
2012 年の事務所開設以来、相続業務に特化し、遺産分割・遺留分トラブルを数多く取り扱っており、近年は、財産関係が複雑な相続事件や遺言無効確認請求事件等の取扱いが増えております。
相続では、遺産の詳細が分からないことが多いため、丁寧な遺産調査を心がけております。
2012 年６月１日、南越谷法律事務所を設立し、2018 年９月３日に同事務所を現在の弁護士法人 Bolero に移行しました。
2012 年の事務所開設以来、相続業務に特化し、遺産分割・遺留分トラブルを数多く取り扱っており、近年は、財産関係が複雑な相続事件や遺言無効確認請求事件等の取扱いが増えております。
相続では、遺産の詳細が分からないことが多いため、丁寧な遺産調査を心がけております。
